横浜オープンデータポータルの地域防災拠点をQGISに描画する
概要
この記事の目的は、QGISをデータの描画用ソフトだと思って、ガンガンデータをビジュアライゼーションするための布石にするためのものです。 例えば、横浜オープンデータポータルで公開されている各種データを、地図上にマッピング出来たら分かりやすいよね!!っていうか緯度経度の座標で指定されても、そこがどこか理解するのは一般的な人間の場合は、まぁ無理だと思います。しかも、座標系がついてなかったりするから、google mapsに描画しようとすると、リバースジオコードを返させないといけません。 リバースジオコーディングとは何かと言うと、場所の名前で検索すると、その場所が分かるあのサービスです。ジオコーディングとは座標を(Lat, Lng)渡して場所の名前が分かるので、座標と場所名の一意性の観点からは安全です。が、リバースジオコーディングをかけると場所名から緯度経度を参照するので「...えっ??えっ??」てなる同じ名前の違う場所を参照したりします。
さて、それでは同じ名前の違う場所を参照しないようにしながら、横浜オープンデータポータルのデータを可視化して遊んでみましょう。
目的・ゴール 横浜オープンデータポータルのデータを可視化して、地図上にレイヤーとして加える
理由 ビジュアライゼーションしろよ!!っていう
恐喝まがいのオーダー指示があったから。え、データを可視化して欲しいっていう需要結構あるでしょ。応用先 色々あると思います。
作業環境 Ubuntu12.04 windows7
インストールするものとか、使用するソフトウェア
python2.x(Ubuntuにはデフォルトで入っているので別に作業はいらん), excel, QGIS作業の流れ
0.データを取得する
© 横浜市総務局危機管理室提供 2013-12-25T09:24:51.035567
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データから必要な部分だけを抽出する。これはpythonで書いたんですけど、公開まではもうちょっと時間を必要とします。その辺の事情は、お察しください。
<Shelter></Shleter>
の子要素である以下の二つ
<Name></Name>
<Address></Address>
2
リバジオ返すだけならAddressだけの取得でもいいです。アトリビュートを参照した時とか、後々の事を考えてA列に場所名、B列に住所という配列にしておきます。 この時に注意して欲しいのは、保存するときにフアィル名に日本語を使わないことと、拡張子を.csvにしておくことです。
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作成した.csvファイルに座標を付与するために、東京大学空間情報科学研究センターが提供する「CSVアドレスマッチングサービス」利用します。
- Q1 row16北海道??えっえっ??
- A1 同じ地名が複数存在する場合、北にあるものが選ばれる仕様らしいです
今回は、神奈川だけ引っこ抜けばOKです。精緻にやりたい場合は、郵便番号をくっつけたりすると安全ですが、今回は元データの方に参照がないのでやめておきましょう。
神奈川でフィルタリングすると
- Q2 iConfって何ですか??
- A2 信頼性の問題らしいです
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コンパネ > レイヤ デリミティッドテキストレイヤを追加する
次に、適切な座標系を選択する。
さらに、pluginからオープンストリートマップを追加する。
出来た。うぇーい!!!
参考
© 地域防災拠点データ 横浜市総務局危機管理室提供 2013-12-25 http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/data/shelter.xml
アドレスマッチング 東京大学 空間情報科学研究センター
http://newspat.csis.u-tokyo.ac.jp/geocode/